アルティメット・ブルー

ときどき無性に文字を書きたくなるので、その情熱の矛先としてブログ始めました。

気づけばどうぶつの森、プレイ時間80時間超え

2017年暮れ、どうぶつの森シリーズ初のスマホアプリ「どうぶつの森ポケットキャンプ」は配信された。学生時代からの友人がやたらハマっていた。わたしも付き合ってプレイしていた。どうぶつの森自体がとても久しぶりだと言う友人は、「これはこれでいいけど、やっぱちゃんとどうぶつの森やりたいね。Switchで出たら一緒にやろうね」としきりに言っていた。「約束ね」と。

 

しかしその友人は、その発売を待たず、昨年遠くに引っ越してしまった。

 

実は、わたしは内心安堵していた。

ああ、これで「あつまれどうぶつの森」をやらずに済む、と。
おい森街森とび森と経て、幼いころ程どうぶつの森というゲームにハマれなくなってゆく自分に気づいていたから。もうわたしはどうぶつの森の対象層から外れてしまったのだろうという理解をしていた。

それ以来なんとなくどうぶつの森に再び手を出すことに気後れしていて、ハッピーホームデザイナー以降は触れてすらいない。自分をとりまく生活も変わったし、それに応じて生活スタイルも変化した。もうかつてのようにどうぶつの森を愛でることはどうせできやしないのだ。その事実を突きつけられることをなによりも恐れていた。

なので、友人が引っ越したことで、あの約束も自然消滅したと決めつけて、変な話だがホッとしたのだった。

 

それから月日は流れ、ニンダイでもどうぶつの森関係が発表されても特別意識しなくなり、約束のこともすっかり忘れ、姉貴から「いっしょにあつ森を買おう」と誘われても「どうせやるならマイクラのがマシ」とかバッサリやっていたころ、運命のいたずらとは不思議なもので、わたしは所用で友人にTELしていた。
彼女が遠方へ引っ越してからというもの、当然以前のように頻繁にコミュニケーションをとることはできなくなった。しかし時折こうしてTELはしていた。お互いやお互いの周りの近況をひとしきり語らってひと段落したころ、友人はおもむろに言った。

「そういや、あつ森明日だが。予約した?」

わたしは内心しまった、と思った。
その時、ここ一年で意識的に海馬の隅に追いやったあげくすっかり忘れていたかつての「約束」が待ってましたと言わんばかりに記憶の最前線にやってきた。
わたしは歯切れ悪く「忘れていた」と言うほかなかった。

「買ってよ~!通信しよ!?○○子(共通の友人)にも買えって言っとるんだけど、子供できてやる時間ないけんって買ってごせんのよ~!」

さすがにこの期に及んで食い下がる気は毛頭なく、勝手になかったことにしようとしたバツの悪さも手伝って、即座にeショップにアクセスし、支払いを終え、あらかじめダウンロードを開始した。

「わたしAmazonで買ったけん、届いたら一緒にやろうね!」

友人はとてもうれしそうだった。わたしは「どのくらいやるかわからんけど、まあよろしく」とお茶を濁した。
ぶっちゃけ内心、やる気はまるでなかった。他にも積みゲーいくらでもあるし、もうすぐFF7出るし。時代はオンライン。まあ1、2回通信してやれば約束を果たしたことになるだろう。ただ友人のメンツを立てるためだけに、どうぶつの森DL版6,578円を支払うこへの躊躇はなかった。


翌日、0時をまわったころ、どうぶつの森をとりあえず起動。
switchのフレンドで同様にオンラインとなっていた姉貴からすぐさまラインが入った。「結局どうぶつの森買ったの!?」と。
(あとから友人に誘われたという話をすると、姉は「うちがなんぼ誘っても買わんかったくせに!」と大変ご立腹だった)

 

なーにが無人島だよ。こんな女子供向けの浮ついたゲームやってる場合じゃないんだよ。星の命が危機に瀕している。ほんとうはすぐにでもミッドガルに行かなきゃいけないのに・・・。

 

なんて思っているころもあった。
現在2020年4月3日。気づけば立派などう森廃人になってました。
女子供向け?浮ついたゲーム?そんなこと言ってた過去のわたしをぶん殴りたい。どうぶつの森はそんなゲームじゃない。老若男女楽しめることは間違いないが、実に骨太なゲームである。要旨と離れるので詳細は省くが、世界とはどうぶつの森であり、どうぶつの森こそ世界である。

今作の評論を聞きたい人間はいくらでも出ている各媒体レビュー記事を見てほしい。わたしから言えることは、あつまれどうぶつの森は誰にでも島へのチケットを用意してくれているから、気軽に訪れてほしいということだけである。

 

そういえばとび森のころ妹の村にいてずっとうらやましかったトムソン君がランダムでうちの島に顕現してくれたときは、思わず画面に向かって歓喜の雄たけびをあげてしまった。8年越しの悲願がかなったのである。

こうやって一つ一つの記憶をたどるに、どうやらとび森もあながち楽しんでやっていたのかもしれない。当時のわたしは。


なんなら最近amiiboにも手を出しています。
ぼちぼちシュバルツさんとチョモランさんを呼びます。
どうぶつの森楽しいです。
ミッドガルは…完結まで出てからやろうかな。